ビジネスが軌道に乗る

 

ビジネスって、

すぐに結果が出るものではありません。

 

最初は想像よりゆっくりと成長していき、

ある日突然ブレイクスルーが起こって、

そこから一気に加速して結果が出ます。

 

なのでこのブレイクスルーが起きる前後で、

9割の人は自ら挫折の選択をしていくのです。

特に最後の最後で諦める人が多いです。

 

そこで大切なのが、

ブレイクスルーを確実に起こすことなんですが、

それがいつ訪れるのか分からないんですね。

 

明日かもしれないし、1ヶ月後かもしれないし、

もしかしたら数年後になるかもしれないのです。

数年後なんて考えただけで嫌になりますよね。

 

そこでしっかりと自己成長していき、

自分の中でブレイクスルーを起こすには、

以下の2つの思考が重用になってきます。

 

  • 感情的思考
  • 経済合理的思考

 

今回は、ビジネスが軌道に乗る為に必要な、

この2つの思考についてお伝えしていきます。

 

今回の内容を読んで頂くことで、

2つの視点から物事を見ることができ、

それによって知らないよりも早い段階で、

ブレイクスルーを起こすことができます。

 

 

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感情に流されてビジネスが上手くいかない

 

最初にビジネスに関連したことで、

僕の身近な人の話をしたいと思います。

 

僕には兄がいるんですが、

兄は結婚していて嫁と二人で暮らしてます。

その嫁はサロン経営をして立派な経営者です。

 

遠方から嫁に来たにも関わらず、

あっという間にご近所さんと関係性を作り、

すっかり街の人間として溶け込んでいます。

 

なので、

街中の至るところで顧客を獲得しています。

リアル展開していくビジネスでは、

才能あるなって感じますね。

 

車で走ってるとコンビニの駐車場とかで、

お客さんと会話している姿を、

結構な頻度でよく見掛けたりするんですね。

 

これは僕にはない能力で、

そのパイプの繋げ方は適いそうにありません。

そもそも僕は社会不適合者タイプですから。笑

 

ただ気になるところがあって、

それは感情が優先するタイプなんですね。

 

どういうことかと言うと、

困った状況をどうしても放っておけないのです。

 

兄の嫁は、実はペットサロンの経営をしていて、

特に動物なんで情が入りやすいんだと思います。

 

こうした思いやりという感情というのは、

とても美しいものだと思います。

 

その姿勢は凄く大事なことだと思いますし、

僕も見習うべき姿勢だなって感じました。

だけどデメリットもあるんですね。

 

それは自分のキャパシティを超えてしまう・・・

 

ということなんです。

なぜそう言えるのかと言うと、

地元で猫が大量に飼われている家があり、

お客さんの知らせを受けて向かったそうです。

 

僕も実際に行ってみましたが、

6畳二間くらいの一軒家の中に、

猫がなんと100匹くらいいました。

 

この家は通称「猫屋敷」と呼ばれ、

60歳を過ぎたおばあさんが寂しさのあまり、

猫を飼い始めたところから増えたそうです。

 

パートの仕事をやってたのですが、

猫があまりに増えすぎて手に負えず、

餌も満足に貰えない状態でした。

 

そんな狭い部屋に、

100匹も閉じ込められているものなので、

子猫が大人の猫に食べられてしまったり、

喧嘩して傷だらけの猫がいたり、

死骸がそのまま放置されていたり、

とにかく壮絶な状況になっていたんです。

 

それを見た兄の嫁は放っておけなくて、

100匹の猫の救済活動をしていきました。

 

まず猫にワクチンか何かの注射しなければならず、

100匹分を自腹でやっていったそうです。

それでも資金が足りなくてブログで募金を募り、

何とか100匹分の注射を打ったそうです。

 

他には周りに野犬などの動物に狙わており、

家に侵入しないよう防護柵を施していきました。

これは兄が得意なので仕事が休みの日に、

材料を調達してやったそうです。

 

詳しくは覚えてませんが、

部屋の掃除やらなんやらで、

数ヶ月は救済活動をしていたそうです。

 

それに里親探しまでして、

猫が幸せに暮らしていけるように、

様々な活動を行っていってました。

 

けど本人の経営としては、

この救済活動をしていなかった月と比べると、

確実に赤字になっているはずなんですね。

 

だけどもしそこで、

予期せぬアクシデントが起こったら?

そうなると救済活動すらままならなくなります。

 

例えば自宅のサロンが、

土砂災害で家ごと倒壊してしまったら、

もうそれどころじゃなくなるわけです。

 

他には感情が優先するデメリットとしては、

飲みの席でビジネスのジョイントの話が出て、

そのまま勢いだけでやろうとしてしまったり、

 

困っている人に強引にすがられてしまい、

本人の成長に繋がらない余計な手助けをして、

自分自身も疲弊してしまうなどあります。

 

感情とは言い換えると熱意でもあり、

ビジネスと熱意は切り離せないものでもあります。

それに熱意があるからこそお客さんの心に響き、

ビジネスが軌道に乗るのも事実なんですね。

 

だけどそれだけでは、

ビジネスが成功し難いのも事実なんです。

 

なので感情的思考だけじゃなくて、

一方で経済合理的思考も持っておくこと。

多少でもこの意識を持つことが大切です。

 

 

物事をフラットな視点から見つけるということ

 

では経済合理的思考とは、

一体どういった考え方をするものなのでしょう。

 

それは物事をフラットな視点で見ることです。

 

物事を感情と言うフィルターから一旦外し、

冷静な視点から見てみるというイメージです。

 

僕は以前コーチングを学んでいた時期があるんですが、

コーチングってクライアントが気付いていないような、

リソースを質問によって引き出すスキルなんですね。

 

リソースとは潜在能力ととってもらって構いません。

クライアントの潜在的な力を引き出してあげるには、

まずクライアントが自ら気付くことが重用であり、

それをコーチは質問のスキルを通して引き出します。

 

じゃあ、コーチはただ質問をすればいいかと言えば、

それではダメでちゃんとした聴き方があるんですね。

 

それがコーチ自身がフラットになることなんです。

 

コーチが質問し、クライアントがそれに答える中で、

コーチの心の状態はとにかく「無」の状態になり、

クライアントの言葉をただ耳で聞くのではなく、

視覚、聴覚、体感覚を通して聴いていきます。

 

すると繰り返しや強く感情が伴った強い言葉や、

自分の身体を通して相手の心理状態が分かったり、

本人も気付いてない無意識の価値観や信念など、

肌感覚で感じられるようになるんですね。

 

それをコーチが直感的に感じ取り、

質問として投げ掛けていけばいいのか、

フィードバックとして伝えてあげればいいのか、

あるいは直接的なアドバイスを言うのがいいのか、

これらの選択肢もコーチ自身も直感的に行います。

 

このようにフラットな状態を意識することで、

感情によって曇っていた真実が見えるようになり、

それによって自分の本音や真実が見えてくるわけです。

それが本当はどうなりたいのかに繋がります。

 

ここまでお話した内容でお分かりの通り、

感情って自分を知るための手掛かりである一方、

扱い方を誤ると真実を曇らせてしまうんですね。

 

僕達は、物事を常にフィルターを掛けて見ます。

言い換えると思い込みとも言われますが、

要するに好きとか嫌いとかムカつくとか、

そうした視点で物事や人を見て判断してるのです。

 

けど真実ってそこにはなくて、

一旦感情を置いてフラットな状態で見つめることで、

 

本当はどうしたいのかが見えてくるわけです。

 

このようにフラットな視点で見れるようになると、

物事を合理的な視点から考えられるようになります。

ビジネスなので経済が絡んでいるわけですから、

経済合理的思考ということになります。

 

なので先程の兄の嫁の話ですが、

経済合理的思考に則って考えてみると、

 

まず自分の許容できる範囲でできることを考え、

不可能なところは同業者で協力してくれる人や、

あるいはブログでボランティアを募ってみたり、

まずは一旦許容できる範囲で戦略を練って、

それでいけるようならGOサインを出します。

 

もし不可能なら自分自身の力不足として、

市に連絡するしかないですが、

それだと処分されてしまうので嫌でしょう。

 

だったらSNSやネットの関連した掲示板を通し、

協力者や経済的に支援してくれる人を募ります。

 

当然、無償でやってくれる人がいればいいですが、

より確立を上げる為にその人達にとって、

何があれば行動しやすいかを考えて提供します。

要するに特典を付けるようなイメージですね。

 

ざっと考えてみただけですが、

色々とできる手段はあるかと思います。

 

合理的な思考なんて聞くと、

感情を無くして冷酷にならないといけないのか?

なんて最初は思ったかもしれません。

そうじゃなくて、

 

今の感情を大切にしつつ一旦脇に置いて考える。

 

ということなんですね。

そうすることでフラットな状態で物後を見れて、

感情で曇っていた真実が見えてくるわけです。

 

 

ビジネスは感情を顕在化すること

 

人が物を買う理由は、

9割が感情と言われています。

 

「〇%の値引きだったから」

「今だけの限定販売だったから」

「〇〇の機能がどうしても必要だったから」

 

こんな感じで買う時の理由を考えますが、

結局はその物を通して得られる未来が欲しいわけで、

それは感情である以外の何者でもありません。

 

たとえ食品などの生活に必要な物であっても、

美味しいすき焼きが食べたいとか、

感情的に判断しているものなのです。

 

だからこそビジネスをする上では、

お客の感情を如何に揺さぶらせることができるか?

揺さぶらせると言えば聞こえが悪いかもしれませんが、

あなたが提供する商品やサービスが素晴らしいなら、

そして自分自身でそう思えるほどのものなら、

 

しっかりと伝えてあげるべきなんですね。

 

なぜなら、それがお客の為になるからです。

その為に誰に向けて提供するかを明確にし、

必要性を言葉を通して伝えているわけです。

ビジネスって様々な手段を用いますが、

 

要はお客の眠っている感情を顕在化する活動です。

 

今おかれている現実に悩んでいて、

それを解決するためにどうしればいいのか?

それを言葉を通して感情に訴えるわけです。

 

言葉を通して必要性を感じてもらい、

つまり必要性を自覚させることによって、

あなたの商品やサービスが初めて必要だと感じ、

それによって売り上げが上がっていくのです。

なのでまとめますと、

 

  • 感情的思考
  • 経済合理的思考

 

この両方のバランスが大切です。

そうするとビジネスを立ち上げて、

早い段階からブレイクスルーが起こり、

あなたの理想とする未来に近づくことができます。

 

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