頑張ればいつかは報われる・・・
期待を信じてたのに会社に裏切られてしまったら、もう二度と仕事への意欲なんて湧きません。
実際には仕事は頑張っても報われないことの方が多く、それでも盲目的に信じて傷付く人も多いようです。
社員の立場なんて上司の都合の良いようにはめ込んだら、後はダメになるまでこき使われてしまい、まるで使い捨てのような扱いを受ける会社の方が多いのです。
「苦しんだ分いつか報われる」っていう日本の風潮なんなの? そんなこと言ってるから
ブラック企業が横行するのでは -キャリコネニュース-
この記事にもあるように人をコマのように扱う”世の中”と思われても仕方がありません。
それだけ使い捨てのように扱ってその事実を隠ぺいするグレーゾーンの会社は、ブラック企業以上に圧倒的に多いのが現実だからです。
僕が製造業の会社で働いていた頃の話です。
少し太めで眼鏡を掛けていた(以後B君)という人と知り合いました。
というよりは、僕が部署異動の際に偶然居合わせてプライベートの会話するわけでもない単なる職場の人間程度ですが。
けど彼の口癖はいつもこのようなことを言ってたのです。
「会社は私のことを評価してくれない・・・」
「どうせ私なんて認めてくれない・・・」
「いつも私だけが貧乏くじを引かされる・・・」
僕が知った時には既に会社への期待を完全に失っており、頑張っても報われない現実に落胆し、口に出す言葉は被害者意識と責任転嫁ばかりでした。
けど彼は雇われるという選択肢の他に、別の選択肢があるということに全く意識が向いてませんでした。
どうせ、そんなに会社のことが嫌いになりながら、それでもその会社に働き続けるくらいなら、
自分でビジネスをやって稼ぐ力を身に付ける努力をすべきなのです。
そもそも努力が報われるというのは他人に評価されるものではありません。
努力が報われたと認めることができるのは他人の評価ではなく”自分で感じる”ことです。
それに他人に評価されたいという思いは”嬉しいと感じる感情”を求めてるからに他なりません。
つまり、自分がプラスの感情を味わいたいだけなのです。
それは欲しい物を買う時のことを思い出せば簡単に分かることです。
実際は物が欲しいのではなく、物を買うことで感じる満足や嬉しさ・・・こうした感情を味わいたいから物を買うのです。
たとえば欲しい車がある場合、その車に乗って友達に自慢したり、彼女を乗せてドライブ
する光景、海岸沿いやお洒落な並木通りを走ってる風景などイメージが浮かんできて、それを実現させることで得られる満足や嬉しさなどの感情を味わいたいから車を買うのです。
そして大概は限定だからとか、後で決めると購買者が増えて納車が遅れるなど、買う時の理由を頭で考えて、
「○○だったから・・・」
「今買うとお得だったから・・・」
このような他人に説明するのに最もらしいことを言ったりします。
けど本当のところは自分の見栄や欲望を満たしたいだけんですね。
しかし、それを素直に言ってしまうと心のどこかでマズいと思ってしまうのです。
それと同じで仕事で頑張っても報われないと嘆いている場合、それは自分の欲求を満たしたいからに他なりません。
けど、それならそれで素直に認めてしまえばいいだけのことなのです。
そして自分の欲求を満たしたいなら他人に認めてもらうようなことをしても全く意味のないことだと知る必要があります。
なぜなら人が変えられるものは自分自身と未来だけであり、他人と過去を変えることは不可能だからです。
厳密には自分の過去は書き換えることができますが、それは心理学的に深い内容になってしまうので、ここではあえて割愛させて頂きます。
大切なのは頑張っても報われないことをさっさと止め、自分でコントロールできることで頑張るべきなのです。
それに最も当てはまることは、自分でビジネスをやるという選択肢が一番打倒なところです。
そもそも雇われているという時点で、他人のコントロールされた状況であり、他人は完ぺきではないのであなたのことを適正に評価できる訳がないのです。
それは他人は神様ではないんで、まともな評価なんて本当のところできないんですね。
努力は報われるなんて社会の常識に踊らされるのではなく、こうした真実に気付くべきなのです。
仕事で頑張っても報われないのは、群れわない場所にいるだけです。
だったら自分の努力や頑張りが適正に報われる場所に行くことこそ努力すべきなのです。
そうしなければ、先ほどのB君のように未だ他人に評価されることだけを求めて捻くれて、いつまでも頑張っても報われない会社に居続けることになります。
もっと自分のことを大事にしてあげるべきではないでしょうか。
PS.
先日から、東京で心理学セミナーを受けてました。
それから帰りはホテルから羽田空港までタクシーで向かったのですが、羽田空港でスマホがないことに気付き、かなり焦りました。
必死に鞄の中をガサゴソ探し、発見できてホッとしつつ安堵の放心状態となり、空港の専用ラウンジでコーヒーを飲みながらボーっとしてました。
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