誰もが安定した仕事に就くことが、
心から安心できることだと信じています。
なのでほとんどの人が正社員を目指します。
けど安定した人生なんてつまらないと感じるのも、
一方で僕達の心の中には密かに抱いてる思いです。
安定した仕事に就くことが大切・・・
この考え方は実は大きな問題があります。
僕は20代の頃はずっとフリーターでした。
フリーターって聞くとどんなイメージがありますか?
社会的に弱い立場・・・
そんなイメージがありませんか?
そしてそれが当たり前だと思ってませんか?
僕は決してフリーターを保護する気はありません。
だけど誰かの価値観をそのまま信じてないか?
これが非常に大きな問題なのです。
ただ安定した人生を望むということは、
一方では本当の幸せを放棄することになるのです。
今回はその意味をお伝えします。
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社会に仕組まれた嘘と真実
学校の勉強を優秀な成績で修め、
有名大学への進学が決まる。
すると次は大企業への切符が手に入り、
数ある候補の中から最も条件に合う企業を選ぶ。
新卒から就職して定年まで勤めあげる。
誰もが思い描く超が付くほどの安定した人生。
- 潤沢な資金力で倒産とはほど遠い大企業
- 各有名大学から集めて出来上がった優秀な組織
- 長く勤めれば勤めるほど給料が上がる年功序列
- 初任給から世間一般より高い上に安定した給料
そんな超安定した人生なら、
誰からも羨望の眼差しで見られるだろうし、
自分でも自己重要感が満たせて鼻が高いし、
どんな角度から見ても人生の成功者に見えます。
人生の成功とは、
こうしたイメージを誰もが抱きます。
なので盲目的に安定した仕事を目指すわけです。
「とにかく就職を目指せ!」
「少しでも安定した仕事がしたい!」
「せめて給料が安定した仕事に!」
僕が心理学を学ぶために、
東京まで飛行機で通っていた時、
ある一人の男性が僕のブログを見つけて、
メールにて会いたいと言ってきました。
その彼は東京に住んでいて、
ある一流企業の大手に勤めていました。
年齢は20代の後半でした。
僕もちょうど東京へ月一で通ってたので、
時間を合わせて会うことにしました。
そこで大企業の真実をしったのです。
- 毎日深夜24時以降に帰宅
- 毎日のように上司に嫌味を言われる
- 時折眠る時間もなく働いて翌日も普通に出勤
- 休日も時折仕事のために駆り出される
- 休日でも仕事のために勉強しないといけない
- ほとんどの社員が仕事の準備のために1時間前に出社
僕も地元の製造業に勤めていて、
毎月100時間以上の残業や休日出勤や夜勤、
それに上司からパワハラや社内での孤立化、
給料が最終的に三分の一になってしまうなど、
いろいろと悩んできました。
けど大企業や公務員だからと安定はなく、
上記のような悩みを誰にも相談できずに抱え込み、
耐え切れずに辞める社員が後を絶たないそうです。
大企業や公務員になって、
出世を目指して社会貢献をする。
それこそが安定した人生を手に入れられる。
僕達が親や学校、あるいは国によって、
教え込まれた安定した暮らしというのは、
毎月、安定した額の給料を貰う代わりに、
自分の人生を全て会社に捧げるという真実です。
この毎月決まった給料を貰うためには、
自分の時間や大切な人との時間、
それに自分が本当にやりたかった夢、
そうした自分の大切なものを犠牲にして、
人生の全てを会社に差し出さなければいけないのです。
それが安定した暮らしの正体です。
安定した人生がつまらないのは当然です。
なぜなら世間一般の価値観がどうだろうと、
自分の本当はどうなりたいかは無くすことはできません。
なので現実と本音の間で揺れ動いてしまうのです。
この世間一般の価値観とは、
そもそもどこからやってきたのでしょう。
それは国や会社が安定という甘い言葉で人々を操り、
就職やマイホームの購入をゴールにさせてるからです。
その一方で、
世の中の1割の富裕層や権力者は、
更に豊かになる仕組みになるように出来てるのです。
僕達はそのための歯車にされているんです。
その事実に気付かなければいけません。
本当の安定した人生とはどこにある?
ここで少し考えてみてほしいのです。
- 突然、大きな病気や事故で入院したら仕事はどうなる?
- たとえ保険金や労災で補えても限界があるとしたら?
- その先、全くの無収入状態が続くとしたら?
- もし人間関係や何らかの理由で急に仕事を辞めたら?
- もし生活できなくなったら?家族を養えなくなったら?
- そもそも会社がいきなり倒産してしまったら?
安定した仕事と思いきや真実はそこにはなく、
実は安定という名の不自由な日々を送らされ、
毎月なんとかやっていける給料で生活をする。
安定なはずなのに可笑しいと思いませんか?
では、なぜ普段から、
「金がない・・・」
「節約しないと・・・」
「貯金しないと・・・」
「欲しい物が買えない・・・」
「我慢が大切・・・」
なんて思うのでしょう。
本当にそれで安定しているなら、
そんなことに躍起にならないはずです。
会社から給料を貰うことが安定という考えは、
高度経済成長期を過ぎて平成不況と言われる時代では、
もやは古い時代の価値観で通用しなくなっています。
- サラリーマン = 安定
というものは、もはや神話の世界の話なのです。
この時代錯誤の常識を疑わなければいけません。
それに誰でもできる仕事はなくなっていく・・・
これは誰もが頭では分かっていることです。
工場では機械化が進んで人手がいらなくなるか、
アジアの発展途上国の人員を低賃金で雇うかです。
その波に乗り切れなかった会社は、
淘汰されて倒産の憂き目を見るでしょう。
機械化はどんどん進んでAIの時代と言われるような、
人口知能時代に突入すれば余計に仕事はなくなります。
企業の視点から見ても、
従業員への教育やマネジメントにお金を掛けるより、
優秀な機械に作業させる方が圧倒的な利益になります。
それは僕達の日常からも分かります。
例えば冷蔵庫なんて今では家にあって当たり前です。
けど江戸時代では冷蔵庫なんてありませんでした。
なので江戸時代では氷屋と呼ばれる業者が存在し、
夏場には台車に氷を乗せて売っていたそうです。
ところが家庭で冷蔵する方法が開発され、
氷屋という業者は日本から姿を消しました。
もっと身近な例で言うと、
駅の改札口なんかがそうです。
一昔前は駅員が一枚一枚切符を切ってました。
けど今は自動改札機がどこにでも導入され、
駅員の仕事の一部は機械にとって代わりました。
こうして機械化がどんどん進んでいけば、
今ある仕事が消えていくのは火を見るより明らかです。
もしもの時というのはいつ訪れるか分かりません。
大きな災害だって予期せず突然やってきますよね。
そして多くの損害や命を奪い去ってしまいます。
そうなってからでは本当に遅いのです。
けどもしサラリーマンから副業を始めていれば、
いざという時の危機をかなりの割合で防げるのです。
会社の給料以外で収入の柱を作っておけば、
普段から安心して生活することができます。
自分の後ろに強力なバックアップがあるだけで、
人間関係に精神を擦り減らすこともなくなります。
仕事の為に大切な人との時間を犠牲にせず、
病気や怪我をしても後顧の憂いを取り除けます。
お金がないことで失う命だってあるのが事実です。
お金が全てではありませんが、
お金で解決できることは非常に多いです。
会社の給料以外の収入の柱を作っておくこと。
これこそが本当の意味で安定した人生なのです。
しかし、
多くの人は仕組まれた嘘に気付けずにいます。
真実に触れてもピンとこない人も多いです。
自分の足で歩いて人生を創るということ
今のままでいるなら、
今抱えている不安や不満は拭えません。
けどそこから抜け出して、
一歩でも前に進みたいと実際に行動すれば、
人生を変える可能性が少しずつ大きくなります。
いきなり大きく変えることはできなくても、
少しずつなら誰でも今の時代なら可能です。
その根拠がインターネットの普及にあります。
ビジネスで月に数万円程度を目指すのと、
宝くじを買って数万円を当てるのとで、
どちらが確率が高いと思いますか?
実際は宝くじを買う方が圧倒的に低いのです。
僕達は人生を搾取されるために生きるわけじゃなく、
個人がそれぞれ抱く本当の幸せのために生きてます。
世間一般の安定した仕事というのは、
言い換えると人生の終身刑を言い渡されたようなもの。
そんな宣告には声を大にして「NO!」と、
突き付けてやりましょう。
他者の期待に応えるのではなく、
他者のゴールのために自分を犠牲にするのではなく、
自分に期待して、自分のゴールを目指すのです。
人間には無限の可能性があるのが真実です。
可能性がないのと思うのは価値観を擦り付けであり、
一度しかない人生を無駄遣いしてはいけません。
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