好きでもない仕事なんて誰だってやりたくはないはず。
けど嫌いな仕事でも好きになろうと頑張ろうとする人がいます。
そうして、その努力は報われることなくじり貧で追い込まれてく。
やがて死んだ魚の目のような状態でただただ目の前の仕事をこなし、最終的には鬱を発症したり、社内の人間関係が悪化するなどして会社に居辛くなって続けることもできなくなるケースも多いです。
仕事とは価値観の違う人間の集まりなので、どうしても合う合わないがあります。
そこで嫌いな仕事を好きになろうと無理しても意味はないのです。
なぜなら、自分に合ってる環境なら頑張らなくても自然と良い状態になるはずだからです。
たとえば学校の友達は、自然と価値観の合う者同士が仲良くなっていきますが、そうした仲間と協力し合って何をする時は、考えているその瞬間からワイワイと楽しかったりするし、終わりが近づくにつれてもっと楽しみたいと名残惜しい気持ちになるものです。
けど嫌いな仕事なら、そんなことは絶対になるはずがありません。
その時点で、その頑張りは果たして意味のあることなのかどうか・・・
確かに価値観の違う人間同士が集まる環境とは仕事以外ではなかなかありません。
趣味にしても何にしても共通の価値を持つ者の集まりですし、更にその中でも価値感が一致する人が友人関係に発展していきます。
だからこそ違う価値観を持つ人間と接してコミュニケーション能力を訓練するという考え方もあることでしょう。
では、あなたにひとつ質問をします。
その職場でコミュニケーション能力を訓練したいと本気で思ってますか?
大概の人にこの質問をすると「NO!」と答えます。
なぜなら、そんな気力はなく疲れ切ってしまってるからです。
だけど、それでも頑張ろうとしていること自体は非常に素晴らし姿勢だと思います。
それが人間関係を諦めて、我慢して仕事をやっているだけというのでも同じことです。
仕事をしなければいけないという責任感があるからこそ嫌々でも会社に行ってるのではないでしょうか。
辞めることは面倒だとか、転職に対する不安があるなどもあるでしょうが、そうした理由があるとしても、やはり嫌いな仕事でも頑張る姿勢は素晴らしいことのはずです。
だからこそ、一時は嫌いな仕事を好きになろうと頑張ろうとした時期もあったのだと思います。
僕だって製造業の派遣社員をやってた頃は、班の班長から執拗なパワハラを受けて悩まされてました。
それに周囲には心を許せるような人もいなくて完全に孤立化した状態の上に、一番後に入ってきたのでもの凄く肩身の狭い思いをしてました。
ただ順番が後というだけで全員から見下されたような接し方をされて、腹も立つけどそれを表に出そうものなら集団攻撃の標的にされてしまうので逆らえませんでした。
僕が入る前に既に何人もの派遣社員が逃げ出しており、僕と擦れ違いで数日一緒に仕事をした派遣社員の人がいたのですが、人間不信というか挙動不審というか、明らかに普通の精神状態じゃないと分かりました。
「次は俺があんな風になるのかもしれない・・・」
その瞬間、信じたくないけどそんなことが頭をよぎりました。
そしてその予感は的中したのですが、パワハラを受けても孤立して苦しくても、とにかく逆らわないようにしようと努力しました。
何か話し掛けられた時は、プライドを捨てて上手く話に合わせることに徹し、頭が真っ白になるほどキレそうなことを言われても、グッと飲み込んで我慢をし続けてました。
僕はそこで、嫌いな仕事を好きになろうと努力することは全く意味のないことなんだと悟りました。
なぜなら、努力の甲斐も空しく状況は悪い方へとエスカレートしていったからです。
最終最後は、耐え切れなくなって逃げ出してしまいました。
よく我慢するくらいなら逃げ出してもいいなんて言ったりします。
けど生活もあるし、家族がいれば養わなければいけないし、それに辞めることを伝えるのだって非常に億劫だし、簡単には逃げられたられない人が多いです。
だけど僕自身の経験から確実に言えることですが、
在職中に段取りさえしていれば、全ての辞められないことへの悩みを解決できます。
僕の選択した方法は副業をすることでした。
アルバイトとかそんな低次元なことではなく、自分が働かなくても毎月安定した収入が得られる資産のようなものです。
そしてこのような資産はインターネット上に築くことで初心者でも限りなく少ない費用で、半年や1年くらいで築くことができました。
月に3万でも5万でも会社の給料とは別に収入があると日常レベルで気持ちが違ってきます。
上司に嫌なことを言われても、何もなかった頃よりももの凄く軽く感じられて平気で過ごせるのです。
苦痛に感じることを言われてもグッと飲み込むばかりではなく、時には後のことを気にせず言いたいことをガツンと言えたりもします。
何よりもダメなら辞めてしまえばいいと軽く思えることが救いでした。
それもそうで、辞めてもある程度の収入を確保できているからです。
そして次の転職先だって会社の収入を柱とするとなると、いろいろと条件が厳しくなかなか決められなかったりしますが、副業をしっかりと稼ぐという考えに切り替えて、賃金を気にせず気が楽な仕事ややりたい仕事へチャレンジもできるのです。
本来は生き方なんて決まっていないはずなのです。
もっと自由を求めて選択してもいいのではないでしょうか。
スポンサーリンク